こんにちは。てんちゃんねるのてんどーです。この動画を撮影しているのは9月17日。
今回はこういう志望理由書はダメですよっていうお話をしようと思います。どちらかと言うとこれから志望理由書を書こうとしている人向けの基本的な内容になります。
こんな風に書いちゃだめだよっていう志望理由書のパターンを4つ解説していきますので、志望理由書をこれから書くという方は、ぜひ参考にして欲しいと思います。
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それではさっそくいきましょう。ダメな志望理由書ひとつめ、ひとつめは大学の強みを述べるだけになっている志望理由書ですね。
こちらの大学を志望した理由は就職率がいいからとか施設が充実しているからとかこういう講座があるからとか、こういうことを書くなと言っているわけではありませんよ。こういうことだけを書いてはいけないと言っているんです。
なぜ大学の強みだけを志望理由として書くのはNGなのか、それだと志望理由ではなく単なる出願理由になってしまうからなんですね。
志望理由というのはその言葉の通り、自分が何を志し望んでいるのか、つまり自分の思いというのを相手に伝えなければいけないんです。なのに「就職率がいいから」とか「施設がいいから」という理由だけでは相手に自分の思いは伝わりません。
大学側の人から見ても「就職率がいいから」「施設がいいから」というのが大学の強みであることはもう分かりきっているわけで、それを受験生に言われたところで、「知ってますよ、それじゃ施設がいいとあなたの将来、あなたの学びにとってどんないいことがあるの?」というのを聞きたいんですね。世間一般の大学の評価ではなく、あなた自身の思いを聞きたいんです。
これは初めて志望理由を書くよっていう受験生は大変陥りがちなパターンなので気を付けるようにして下さい。
続きましてダメな志望理由書ふたつめ、ふたつめは大学に対する愛が感じられない志望理由書ですね。
先ほど大学の強みをただ並べるだけじゃだめだよ、自分の思いというのをそこに入れる必要があるんだよっていうお話をしたんですけど、この思いっていうのは具体的に何なのか、自分の将来の目標、社会に出て何をしたいのかというのも当然思いの中に含まれますが、でももっともアピールすべきはその大学への愛情なんですね。
こちらの大学にどうしても入りたい、こちらの大学じゃないと私はダメなんです、という気持ちを志望理由に反映させることがなにより大切なんです。
いいですか、志望理由というのはそもそも何のために書くのか、いやいや大学の出願書類の中に志望理由書が入っているんだから書かなくちゃいけないんでしょ、という意識で志望理由を書くとはっきり言って超つまらない志望理由、大学側の人に何の興味も持ってもらえない志望理由しか書けません。
これはですね、てんどーが敬愛する総合型職人のたいこうさんのお言葉なんですが「志望理由書とはラブレターである」と。
ラブレターを出す理由っていうのは、好きな相手に振り向いてもらいたいから出すわけで、出さなくちゃいけないから出すっていう意識で出すものではないですよね。志望理由書も同じなんですよ。大学に自分に振り向いてもらいたいから志望理由書を書くんです。義務じゃないんです。あなたのあふれる思いを大学に伝えるために志望理由というのは存在するんですよ。
書かなくてはいけないという義務の気持ちではなく、自分の思いを伝えたいという気持ちで志望理由を書いてみて下さい。まったく違うものが出来上がると思いますよ。
それに、これはひとつめのダメな理由にもつながるんですけど、もし仮にあなたにラブレターが届いたとします。そこに相手があなたのどんなところが好きなのかかっていうのがふつうは書いていると思うんですが、それが例えば「美人だからつきあいたい」とか「頭がよさそうだからつきあいたい」とかそういう表面的なことばかりが書かれていたらどう思いますか?「それだけ?」ってなりませんか?世間一般的な評価だけが理由でつきあいたいって言われてもあなたの心はきっと動かないと思うんですね。
もっとラブレターを書いた人自身があなたのことをどう思っているのか、あなたのこんなところが凄く好きで…みたいな、今まで誰も言ってくれたことがない、そしてあなた自身も気づいていないあなたの魅力とかを言われるとちょっと心が引かれませんか?その人の自分への愛情を感じることが出来ますよね。
志望理由も同じです。あなた独自の視点で大学の愛している所を述べることが出来たら、それは必ず大きなアピールになります。大学への愛が強く感じられるかられないか、そこを大学は試しているとお考え下さい。
ちなみにさきほど話にでてきた総合型職人であるたいこうさんとのコラボ動画、こちらですね、概要欄にリンクを貼っておきますので、ぜひご覧下さい。総合型に限らず推薦で受験する人にとっても非常に有益な動画だと思います。
続きましてダメな志望理由書みっつめ、みっつめは具体例がまったく入っていない志望理由書ですね。
これも皆さんけっこうやりがちです。具体例というのは簡単に言うと自分の体験や経験のことです。志望理由というのは出願した理由の羅列ではなくて、そこに思いが込められていることが大切なんだよというお話をここまでしてきましたが、この思いをなぜ持つようになったのかということを自分の経験を通じて具体的に話すというか書くことが出来れば、志望理由にぐっとオリジナリティと現実感が出るんですね。
逆に具体例がないと一般論だけのよくあるつまらない志望理由になってしまう可能性が高いんです。例えばまたラブレターの話になりますけど、あなたが動物好きだとしますよね。
それでラブレターに「動物好きな人はいい人が多いと以前から聞いていて、ですからあなたに惹かれました」と書かれている場合と「僕は犬を飼っていてすごくかわいがっています。だから動物好きなあなたとなら楽しくお話が出来るかなと思っています」と書かれている場合なら、あなたならどっちに心惹かれますか?圧倒的に後者のラブレターの方が良くないですか?
やっぱり相手がどんな人なのか、自分とどういう所があっているのか、それが具体的に書かれていると好感を持ちやすくなると思いますし、それは志望理由を読む人も同じだと思いますよ。
続きましてダメな志望理由書よっつめ、さいごですね、よっつめは短すぎる志望理由書です。
他の動画でも何度か言っていますが、志望理由書の字数は出来る限り制限ギリギリまで埋めるようにして下さい。最悪でも制限字数の9割は書くようにしましょう。800字以内の志望理由なら720字、1000字以内なら900字は必ず書いて下さい。もし字数制限がない、志望理由を書く用紙が与えられているだけなら、最後の行まで埋めるか、最悪でも1行残し程度ですね。
短い志望理由はなぜだめなのか、800字以内なら別に500字でもいいんじゃないのと思う方もいるかもしれませんが、やっぱり短いとシンプルに大学側にやる気がないと判断されてしまう可能性が高いんですね。やる気がなさそうだなと判断されたら、もうそれだけで面接などがマイナスイメージからのスタートになってしまいます。志望理由書は出来る限りびっしりと書くことを心がけて下さい。
これから志望理由を書き始めるという方もたくさんいると思いますが、最初から素晴らしいものを書ける人なんてまずいません。何度も何度も書き直して少しづつ理想の志望理由書に仕上げていくものなんですね。ですから「もうこれでいいや」と妥協せずに、出願期限ギリギリまで使ってよい志望理由書を作成して欲しいと思います。
今回の動画は以上になります。少しでも役に立ったという方は高評価とチャンネル登録をお願いします。それではまた別の動画でお会いしましょう。さようなら。
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