指定校を取って激しく後悔する3つのパターン

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こんにちは。てんちゃんねるのてんどーです。この動画を撮影しているのは4月26日。

先週胃を壊してしまい、一週間動画をお休みしましたが、みなさんからの温かい言葉に癒されていました。ありがとうございます。大変ご心配をおかけしました。

指定校で大学に進学することには本当に大きなメリットがあるんですけど、でも指定校で大学に進学して後悔している子も実は結構存在するんですね。

進学した大学が合わないっていうことは指定校に限らず一般で進学した子にも総合型で進学した子にも当然あるんですけど、でも指定校で進学した子独特の後悔というのがやっぱりあって、それが今後の人生にわたって皆さんを苦しめる可能性があるということを、指定校での進学を考えている子には知っておいて欲しいと思うんです。

そこで今回はですね、指定校で進学して後悔するパターンというのを3パターン紹介していこうと思います。指定校での進学を希望している子はこれらのパターンに当てはまらないように、そしてもし当てはまりそうなら別の受験方式での受験も視野に入れるようにしたほうがいいと思います。

【鬼リアル】【閲覧注意】指定校進学者が激しく後悔するケースとは?|指定校で後悔する3パターンとその対策を高校生専門塾の講師が徹底解説

それではさっそくいきましょう。指定校で進学して後悔するパターンひとつめ。大学学部の情報が不足している状態のまま指定校を取ってしまうパターン。

これはですね、めちゃくちゃ多いと思いますよ。

前々から指定校での進学を視野に入れていて、どの大学が指定校にあるか出願条件がどれくらいかというのを事前に把握している場合は、大学学部について将来の自分の方向性とじっくりすり合わせる時間というのはあるんです。

でも進学についてあまり考えてなくて、3年生の夏ぐらいから指定校での進学を考え始めるような場合は、けっこう適当というかあまり考えず大学のだいたいのレベルや学部学科の何となくの名前などの表面的なことだけを見て「面白そう」みたいな感じで指定校を取っちゃう子っているんですね。

いいですか皆さん、これが地獄の始まりなんですよ。

指定校の校内選考はだいたいどこの高校も9月に行われ、校内選考で通過したらもうかなりの確率で合格しますから、とりあえずそこで指定校を取った子はみんなホッとします。

そのあと11月に一応各大学で面接などの試験があるのでそれに向けて志望理由を考えるんですけど、そこで情報不足のまま指定校を取った子はアレって思うんですよ。えっこんな大学だったの?この学部学科ってこんなことするのってここで初めて知る受験生も少なくありません。

ただもしここでこんなことやりたくない学びたくないから、その大学には行きたくないよとなったとしても、もう指定校での進学を断ることは出来ないんですよ。

指定校は校内選考で通ったらその後基本的にはもう断ることは出来ません。親が学校に言ったとしてもダメ。指定校の申込書にはその旨が必ず明記されているはずなんですね。

ですからこれはよく考えて指定校を申し込まなかった受験生本人そしてご家庭の責任なんです。

つまり指定校を申し込むならその大学、学部、学科をよく調べてから申し込みをする。そのためには進学についての早めの準備がやはり大切になるということなんです。早めにオープンキャンパスに行ったり資料を取り寄せたりとかそういうことですね。

さっき、「指定校で進学した子の独特の後悔」という言葉を使いましたけど、それってどういうことか。

総合型選抜や公募推薦は受験する前に大学を詳しく調べることが非常に大切になるので、合格した場合、大学学部についての十分な知識を持った上で進学できます。

一般選抜の場合は大学を詳しく調べたりとかはそこまでしないかもしれませんが、限界まで勉強・努力した上での結果ですから、進学する大学にあまり後悔はないと思うんですね。後悔があるなら浪人することもできますしね。

指定校推薦は総合型や公募推薦よりも安易に受験校を決めがちですし、一般に比べたら努力した実感もわきません。もっとよく調べて一生懸命努力して自分の行きたい大学学部学科に行けばよかったっていう後悔に陥りやすいのが指定校なんですね。

特に大学というのは多くの人にとって最終学歴であって、一生消えないその人自身の肩書なんです。それを安易に決めてしまったという後悔はかなり大きなものになると思います。

ですから、指定校でどの大学を申し込むかきめるときは、絶対事前に良く調べてから申し込むこと。そのためにも早めに高校の指定校にはどんな大学があるのか、興味がある大学学部があれば資料を請求したりオープンキャンパスに行ったりというのをとにかくすぐに実行して欲しいと思います。

指定校で進学して後悔するパターンふたつめ。ふたつめはですね、今の話ともつながるんですけど、一般選抜を避けるために成績が低いのに指定校を取ってしまうパターンですね。これもかなり後悔する可能性が高いです。

ただこのパターンの場合は、大学生のうちに後悔するのではなく、就職活動や実際に社会人になったときに後悔すると思います。

けっして指定校を否定しているわけではないんですよ。例えば高校時代すごく頑張って良い成績を取ってそれで指定校で進学するというのは素晴らしいと思います。

また高校時代すごく頑張ったんだけど成績はあまり取れなかった、でも取れるところの指定校を取る、これもてんどーはいいと思います。努力した上での結果をきちんと受け入れての判断ですからね。

ただですね、高校時代特に努力せず、成績は当然良くなく、一般が嫌だから指定校で適当な大学に進学する、このパターンがダメだと言ってるんですね。

なぜダメか分かりますか。このパターンの子だけがもっともっと上位の大学に行くことが出来たかもしれないからです。

先ほども言いましたが大学名は一生消えないその人の肩書になるんですけど、もっと上の肩書を手に入れることが出来たかもしれないのに、そのチャンスを高3の今、楽したいがためにみすみす逃してしまってるんですね…。

あのですね、もしそういう子がいたとしたら、未来のその子は過去のその子にきっと大激怒すると思います。馬鹿野郎。何してくれてんだってきっと言うと思いますよ。

大げさではなく高校3年生というのは人生の大きな転換期となるので、楽したいとかめんどくさいとかそういう気持ちで進学を決めるのだけは絶対に避けるようにして下さい。

指定校で進学して後悔するパターンみっつめ。みっつめはですね、大学のレベルを落としすぎて指定校を取ってしまうパターンですね。

私なら、大学のレベルを落として指定校を取ろうとしている子には必ず、「それで絶対に後悔しない?将来的に肩書という点で後悔するかもしれないよ。それでもいいの?」と聞きます。まぁだいたいの受験生はそれでもいいというんですけどね。

ただなぜこのように大学のレベルを落としすぎてしまうようなことが起こるのか、それにはちゃんと理由があってその理由を知っておいて欲しいんですね。

成績がいいことの本当のメリットは推薦で大学に行けることじゃなくて、大学受験において推薦というオプションがひとつ増えるということなんです。あくまで指定校のような推薦は選択肢の一つに過ぎないんです。

でも成績がせっかくいいんだから絶対指定校で大学に行こう、そのためなら多少大学のレベルを落としても構わない、成績がいい子はみなそういう思考に陥りがちなんですね。

正直多少ならレベルを落としても指定校というのはまぁいいかなと思うんですけど、ただレベルを落としすぎないようにするためには一般や総合型のような他の選択肢も早いうちからちゃんと視野に入れておくことが大切なんです。

指定校の校内選考が行われる9月になるまで指定校のことしか考えていなかったら、もうそれは指定校しかそりゃ無理ですよ。

でも一般選抜の勉強と指定校の準備を並行して行っていれば、9月になったときに一般か指定校かを選べると思うんです。指定校でダメなら一般に回るということができるわけですね。

そうすれば、どうしても指定校で受からなくちゃいけないというわけではなくなりますので、ダメなら一般がありますから、大学のレベルを落としすぎてしまい結果後悔するということはなくなります。

指定校を希望している高3生は特に1学期の間は推薦のための定期テストの勉強だけでなく一般のための受験勉強もしっかり行うことで、将来後悔する可能性は少なくなるとお考え下さい。

指定校での進学を考えている皆さんは、今回紹介したこの3パターンに当てはまらないよう、万が一当てはまってしまったら後悔する可能性があることを分かった上で、今後進学について考えて欲しいと思います。

今回の動画は以上になります。少しでも役に立ったというからはグッドボタンを、そしてチャンネル登録をお願いします。それではまた別の動画でお会いしましょう。さようなら。

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