【大学入試2023】指定校の基準が下がった大学は?

※本記事はYoutubeの台本をそのまま公開しております。ご了承ください。

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こんにちは。てんちゃんねるのてんどーです。この動画を撮影しているのは9月6日。

今回はですね、今年の指定校推薦、2023年度入試の指定校推薦ですね、その各大学の出願条件を去年と比較して、基準が上がっている大学や下がっている大学をこちらの大学群ごと(GMARCH、日東駒専、女子大、四工大)に紹介していこうと思います。それと各大学群のてんどーの思う所も触れていこうと思います。

今回の動画の注意点として、指定校の出願条件というのは同じ大学でも高校によって異なります、例えばA大学はうちの高校では出願条件が4.2で他の高校では4.0だったなんてことは普通にあります。

ですから出願条件の上がった下がったに関しても高校によって違う可能性は十分にありますので、そこはご了承いただければと思います。

それともう一点、今回のような動画を出すと、○○大学はどうですか?というコメントが必ず来るんですが、原則として今回この動画の中でお話する以外の大学に関してはお答えできませんのでこの点もご了承下さい。

このチャンネルでは今後も大学受験についての情報を発信してまいります。興味がある方はぜひチャンネル登録をして動画の更新をお待ち下さい。

【2023年度入試】指定校の出願条件が下がった大学群は?|高校生専門塾の講師が徹底調査

それではさっそくいきましょう。まずはGMARCHの指定校について。GMARCHの指定校に関してはですね、今年は去年と比べて出願条件の上下はほとんどなかったと思いますが、でも法政大学の理工学部が出願条件が上がってますかね。皆さんの高校はいかがでしょうか。

GMARCHに限らず工学部系に関しては今本当に大人気なので多くの大学で工学系の学部に関しては指定校の出願条件が上がっているっぽいですよね。理系以外はGMARCHって例年出願条件の上下があまりない印象です。

他の動画でも話しましたが、明治大学と青山学院大学はGMARCHの指定校の中でもやっぱり人気で、どちらも出願条件は4.0とか4.2とかそのあたりなんですけど、でも出願条件ギリギリではおそらく取れませんね。学部や高校のレベル次第だとは思いますが、普通の高校ならまず4.5以上はないと明治・青山の指定校は厳しいんじゃないかと思います。

立教なら4.4ぐらい、法政、中央、学習院なら4.1~4.3ぐらいですかね。でも先ほども言った通り学部学科によっては3.9で中央取れたりしますよ。やっぱり人気がないのは文学部それと福祉系の学部だと思います。

続きまして日東駒専の指定校について。日東駒専もですね、GMARCHと同様去年からの出願条件の上がり下がりっていうのはほとんどないと思います。やっぱりGMARCHと日東駒専はどちらかというと文系メインの大学ですので今人気の工学系はあまり関係ないんですよね。

この日東駒専の指定校についてなんですけど、高校によって人気不人気が本当にはっきりしていると思います。やっぱり偏差値があまり高くない高校だと日東駒専の指定校は大人気で、4.5とか4.6とかで取られちゃうんですけど、偏差値上位の高校では日東駒専の指定校は本当に不人気でけっこう余っちゃってるんですよね。

この日東駒専の指定校が余っちゃう理由としては、偏差値上位の高校の子ならもっと上の方の大学に行きたいっていうのがもちろんあるんですけど、もうひとつの原因として日東駒専の指定校の出願条件が高すぎるんじゃないかとてんどーは思っています。

駒澤とか専修ってそれなりに偏差値上位の高校でも4.0とか3.8は必要なんですよね。これが例えば3.5ぐらいになったら指定校で駒澤・専修を取る子が増えるのかもしれませんが、例年この数字を変えないっていうことは、やっぱりある程度の学力がないと指定校で取る意味はないと大学側が考えているのかもしれません。

駒澤専修と比べると日大はけっこう出願条件が低めな印象ですが、これは学部というよりキャンパスによるのかなと思います。

東洋大学はうちの塾の周りでは、指定校であまりというかほとんど見かけないんですよね。指定校で取る人数はゼロではないと思いますがかなり人数は抑えめなのではないかと思います。

続きまして女子大の指定校について。ここで女子大を入れてくるっていくことは出願条件の上下があったんだろうと思われる方多いと思うんですが、その通りです。

女子大の指定校の出願条件がですね、今年は下がっているところがけっこう多いんですね。それも0.1下がるとかじゃなくてけっこう大幅に、そうですね0.3ぐらい下がっている女子大もありました。

と言っても昭和女子大とか人気の高い女子大は下がっていません。どの大学が下がっているのか具体的な大学名を出すのは控えますが、指定校に限った話ではなく女子大の人気は近年どんどん下がっていますよね。最近は男女共学の大学が推薦や総合型で新たに女子枠を設けるなんていう流れもありますから、それも関係しているかもしれませんね。

また話はちょっと変わりますが、昔と今とで大学のブランド力を比べると、女子大が一番変化が激しいのではないでしょうか。

このチャンネルの他の動画でも話に出たと思いますが、聖心女子大学とかね。今でもブランド力はそれなりにあるとは思いますが、でも第一志望として聖心女子大を選ぶ子っていうのはかなり減ってしまったと思います。

本当に個人的な印象で話させていただきますけど、女子大で人気が下がってきている大学というのは、学部学科的に今の女子たちに刺さらない学部学科しか持っていないような大学だと思います。

逆に考えると、昔ブランド力があったっていうことは、今の会社の上の方にいる人たちが大学生だった頃には、ブランド力があったっていうことですからね。就職はそんなに悪くないと思いますよ。

女子大でも別に構わないという成績が微妙な女子にとっては、今女子大の指定校はねらい目と言えるかもしれません。

続きまして四工大、つまり芝浦工業大学・東京電機大学・東京都市大学・工学院大学の指定校についてですね。

芝浦工業大学についてはうちの塾の周りで指定校がある高校がなかったのでちょっと分からないんですけど、他の3大学に関しては去年つまり2022年度大学入試の指定校ではのきなみ出願条件を上げていたんですね。今工学系、特に情報系は本当に大人気ですから、そのためだとは思います。

それじゃ今年の指定校はどうだったのか、今年も芝工はちょっと分からないんですが、工学院の指定校の出願条件は建築以外はどうやら下がり気味のようですね。

工学院は一般よりも指定校などの年内入試で生徒を集めている印象がありますが、去年は指定校の基準を上げたことでそこであまり集められなかったのかもしれませんね。

逆に東京都市と東京電機の情報系の学部は一部出願条件を去年よりもさらに上げているようですね。四工大の情報系学部っていうのは指定校に限らず一般選抜でも今かなり入りづらくなってきています。情報系を狙っている子にとってはちょっと残念なニュースになったかもしれません。

最後に、ここまで紹介してきた大学群以外でてんどーが気になった大学・学部・学科の指定校についてお話していこうと思います。

まず気になったのがリハビリ系の学部ですね、出願条件が下がっている大学が複数あったと思います。上がっている大学もありましたけどね。でも相対的には下がっている所の方が目立っていたと思います。

特に医療の専門大学ではなく総合大学の中にあるリハビリ系の学部の出願条件が結構下がっているのかなと。

確かに一時期は理学療法士や作業療法士は高校生の間でかなり人気があったと思うんですが、最近はそういう系を志望する子がめっきり減った感じはします。

いたとしても大学を目指すとしたらだいたい医療系の専門大学ですね。医療の専門大学でない大学の中にある保健医療系の学部は正直高校生にはあまり人気がないですね。

実績がない所が多いので仕方ないかもしれませんが、この少子化の中で生徒を集めるのはなかなか難しいのかなと。その穴埋めとしての指定校で集めるために出願条件が下がっているのかなと思いました。

続きまして今度は大学なんですけど関東学院大学ですね。関東学院大学が多くの学部学科で出願条件を去年よりも下げています。

去年は関東学院は共通テスト利用入試で大幅に志願者を減らしたため、全体的な志願者数は一昨年と比べてマイナスでした。

定員厳格化の時に大きく志願者を増やした大学、つまり関東学院大学や産業能率大学、拓殖大学あたりですかね、それらの大学は定員厳格化がひと段落した一昨年あたりから志願者の数が急激に減ってしまったため、出来れば年内入試、つまり指定校などの推薦や総合型選抜で出来る限り入学者を確保しておきたいという思惑があるのだと思います。

特に関東学院大学のような規模の大きな大学はたくさんの入学者を確保しないと経営的にかなり厳しくなってしまいますからね。その一環としての指定校の出願条件を下げたのではないでしょうか。

ここまでの話を聞いて、視聴者の皆さんはどのように思われたでしょうか。ご意見などあればコメント欄までどんどんお寄せ下さい。

今回の動画は以上になります。少しでも役に立ったという方はグッドボタンをそしてチャンネル登録をお願いします。それではまた別の動画でお会いしましょう。さようなら。

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