2022年度大学入試で不人気そうな学部を予想しました!

※本記事はYoutubeの台本をそのまま公開しております。ご了承ください。

この記事は約6分で読めます。

今回は、今年の大学入試においてもっとも人気がないと、てんどーが予想する学部学科をランキング形式でお届けしていこうと思います。

1位から3位までを発表しますが、1位が今年最も人気がなさそうな学部系統ということですね。

ランキングをつけるにあたっては、いろいろな予備校さんの模擬試験のデータやうちの塾の生徒の志望学部などを参考にした上で、てんどーが予想しております。

この記事を書いた9月時点での予想となりますので、コロナの影響でまた人気学部に変動があるかもしれません。

今回の予想はあくまで9月時点での予想としてエンターテイメント的にお読みいただければと思います。

なお動画でも詳しく解説しておりますので、よろしければご覧下さい。

【大学の学部選び】2022年度入試において低倍率が予想される学部系統とは?/高校生専門塾の講師が予想する人気学部ワーストランキングを発表!/国際・外国語系、スポーツ・健康科学系、農学・生命工学系

2022年度大学入試の傾向は

ランキングの発表の前に、今年の入試の全体的な傾向を簡単にお話しておきます。

今年はとにかく理高文低です。

理高文低とは、理系の方が受験者が多く高倍率になり、逆に文系が低倍率になるという現象のことです。

不景気になると、就職に強い理系の学部に進む子が増えるというのは常識なんですけど、今年は特に顕著ですね。

今後しばらくは理高文低の傾向は続くと思われます。

自分の適性を考えて系統を選ぼう

ただこれは高校1,2年生の子に特に考えて欲しいんですが、人には適正というのもがあります。

就職がいいからという理由で数学や理科が全然できないのに理系に進んでしまい、とんでもないことになってしまう子ってときどきいるんですよ。

このようなパターンは絶対に避けるようにしましょう。

自分の適性を無視して進路を決めるようなことはしないようにしましょうね。

のちのち絶対に後悔しますよ。

学部人気ワーストランキング(予想)

第3位 農学・生命工学系

水産なども含みます。

農学系の人気の低迷はコロナ以前からすでに始まっていましたが、去年でその傾向はさらにはっきりと出てきたと思います。

生物好きが減っている?

理系に進む子は、メインとなる理科を物理、化学、生物の中からひとつ選ぶ必要があるんですね。

医療系に進む子はここで生物を選ぶ子が多いんですけど、医療系に進まないけど生物を選びますっていう子が、昔は結構いたんですよ。

要はガチな生物好きとか動物好きな子ですね。

でもそういう子が最近はめっきり減った気がします。

もしかすると小さい頃に虫とかカエルとかそういう小動物に接する機会というのが大きく減ってしまったことが原因かもしれません。

医療系にはいきません、でも生物は好きなので理科は生物をメインで勉強したいです、という子の受け皿が農学・生命工学という系統だったんだと思います。

そこで生物を選ばない子が増えたら、そりゃ志願者も減りますよね。

就職状況などを考えても、今後農学・生物工学系の人気が巻き返すかどうかといわれたら、すぐに回復するということはおそらくないと思います。

世界的によっぽどすごい発見などがされない限り、10年間は人気は戻らないんじゃないでしょうか。

第2位 スポーツ・健康科学系

「今年はオリンピック・パラリンピックがあったのに」と思う方もいらっしゃると思いますが、実際は去年から引き続き、今年も志願者が減少傾向にあります。

この系統はコロナによって大きく人気の動向が変わってしまった系統だと思います。

オリンピック・パラリンピックが普通に行われていれば…

コロナがなければ、去年2020年に東京オリンピック・パラリンピックが普通に行われて、きっとものすごく盛り上がったと思うんですよね。

その中でスポーツを通じた社会の発展を目の当たりにした高校生、特に今年の受験生がスポーツ系・健康科学系を志望するというパターンが絶対あったはずなんです。

コロナさえなければ。

ただ結局オリンピック・パラリンピックは1年遅れしかも無観客で行われました。

確かに話題にはなりましたし、てんどー自身もとても感動はしました。

それでも社会に与えた影響、子供たちに与えた影響というのはきっとコロナがない状態で行われた場合に比べると、その100分の1にも満たないんではないかと個人的には思います。

オリパラだけじゃなく、プロスポーツを観戦する機会も減っていますしね。

またコロナのせいで部活動の活動休止などが相次ぎ、高校生がスポーツに接する機会がさらに奪われてしまいました。

部活の大会の中止がもたらすもの

特に去年に関しては部活の大会の中止も相次いだので、実績を上げることが出来ず、普通ならそういった実績を活用してスポーツ・健康科学系に進むような受験者層がかなり減ってしまったと言われています。

今年は去年よりは部活の大会は開催されているとは思いますが、それでも部活にのめりこむような生徒はコロナ以前よりかなり減ったというのがてんどーの印象です。

ちょっと前まではスポーツ系の学部学科はとても人気があったんですけどね。

コロナが収まるまでは人気回復はちょっと難しいですかね。

逆にコロナが収まったら人気は徐々に回復していくのではないかと思います。

そう考えるとスポーツ系を志望している子にとっては、今の大学に入りやすい状況は非常にチャンスなのではないでしょうか。

第1位 国際・外国語系

これはこのコロナ禍においてもう安定の1位ですね。

国際系はコロナより前、数年前から実は少しずつ人気が下がってきていたんですね。

それが去年のコロナショックで海外に渡航するのが厳しくなり、留学ができなくなってしまったため、去年この系統の志望者の数が一気に減ってしまいました。

留学がカリキュラムに組み込まれている所は、特に厳しかったようです。

今年の受験生についても国際系を避ける動きは続いています。

逆にチャンスと考えよう!

ただですね、国際系学部の大学受験に関しては、今は本当にチャンスだと考えた方がいいです。

国際系は数年前からすこしづつ人気が下がってきていると先ほど話しましたが、人気がある所の国際系の学部はもともとかなりの高倍率なんですよ。

明治大学の国際日本学部や立教大学の異文化コミュニケーション学部などは、去年倍率はほとんど落ちておらず、高倍率のままです。

でもですね、中央の国際系学部なんかは去年けっこう倍率下がってますし、それに日東駒専以下の国際系の学部も軒並み倍率が下がっています。

国際系の学部は今はコロナのために入りやすい状況になっていますが、今の状況がこれからずっと続くということはあり得ません。

コロナが収束するかwithコロナのままかは分かりませんが、国際系の学部学科を卒業した人の社会的な需要というのは今後確実に高まっていくと思います。

GMARCHの国際系以外の学部学科を目指している人でも例えば滑り止めには日東駒専の国際系学部を受けたりとか、そういう受験戦略も考えられると思います。

学部学科を少し変えるだけで入りやすさが全然ちがってきますからね。

文系の学部学科を志望している人は、併願校に国際系の学部学科の受験を考えてみてはいかがでしょうか。

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