駿台ベネッセ模試では不十分な理由

※本記事はYoutubeの台本をそのまま公開しております。ご了承ください。

この記事は約6分で読めます。

今回はですね、Youtubeのコメント欄で視聴者様から模擬試験についてのご質問をいただいたので、回答をさせていただきます。

なお動画でも詳しく解説しておりますので、よろしければご覧下さい。

【おすすめの模試】進研模試&駿台ベネッセ模試の偏差値が高めに出るのはなぜ?/高校生専門の塾講師が詳しく解説/河合塾・東進・駿台 おすすめの模試は?

Youtube視聴者様からのご質問

てんどー先生、こんにちは。いつも参考になる動画をありがとうございます。この春に高3になる娘のことなんですが、模試は同じ予備校の模試をずっと受け続けるのがいいのでしょうか。

娘の高校は秋に校内で駿台ベネッセの記述模試とマーク模試を実施するので、駿台と駿台ベネッセの模試をメインに受けていくのがいいのでしょうか。それとも河合塾の全統模試などほかの予備校の模試も受けた方がいいのでしょうか。

てんどー先生のアドバイスをいただけますと嬉しいです。

てんどーの回答

いきなりですが結論から言わせていただきます。私は他の模試も受けた方がいいと思います。その理由をこれからこちらの順番でお話していきたいと思います。

  • 進研模試と駿台ベネッセ模試について
  • なぜ進研模試と駿台ベネッセ模試だけでは不十分か
  • 他の模試はどの会社の模試がいいか

ただしこれから話す内容は天童の主観がかなり入ってきますので、その点はご了承下さい。

進研模試と駿台ベネッセの模試について

この2つの模試は多くの高校で採用されている模試で、受験者数は40万人ぐらいとかなり多い模試ですね。高校生の皆さんが高校内で受ける模試は、ほとんどが進研模試と駿台ベネッセ模試だと思います。

ただこの駿台ベネッセ模試と進研模試とで、区別がついていない方が結構いらっしゃると思います。

進研模試はベネッセが主催する模擬試験で、高1~高3の7月ぐらいまで行われます。そして9月以降は進研模試という名前ではなく、駿台予備校とベネッセが共催する駿台ベネッセ模試となるんですね。

なぜ進研模試と駿台ベネッセ模試だけでは不十分か

進研模試は受験生向けの模試ではない

まず進研模試の方から話しますが、進研模試は基本、高校での団体申込のみになり、浪人生が受験することはできません。

また採用している高校のレベルの幅が広く、そもそも4年制大学に進学しない層が受験することもあります。そのため問題の難易度は低めに設定されていて、偏差値などはかなり甘く出ます。

ですから進研模試は、受験生が自分の実力を測るという点ではまったく適していません。そもそもそういうコンセプトの模試ではありませんしね。

駿台ベネッセ模試と進研模試の違い

それに対して駿台ベネッセ模試は、問題の難易度は標準くらいで、進研模試よりはだいぶ解きごたえがあると思います。

また駿台ベネッセ模試は浪人している受験生も受けることができますし、学力がそれなりに上位に位置する高校で実施されることが多いので、大学に進学しない層が受けるということもあまりありません。

しかし、進研模試ほどではありませんが駿台ベネッセ模試も、偏差値はかなり甘めになる傾向があるんですね。それはなぜか?

駿台ベネッセ模試では不十分な理由

駿台ベネッセ模試が行われるのは高校3年生の9月以降です。時期的には、指定校推薦の校内選考や総合型選抜の試験がちょうど行われているか、または終わったころです。駿台ベネッセ模試は、採用している高校の高3全員が受験するのが普通ですから、推薦や総合型で大学に進学することが決まった層もこの模試を受験します。

当然そういう子たちはもうほとんど受験勉強をしていないので、模試で良い結果は取れません。その分一般組との差は開き、一般組の偏差値は高く出てしまうのではないかと思います。

自分の本当の立ち位置が分からない

現在推薦と総合型選抜で大学に入学する生徒の割合は国公立大学が15~20%ぐらい、私立大学は50%を超えています。つまり駿台ベネッセ模試は、高校で実施される分、確かに受験者数は多いんですが、その受験者のおおよそ半数ぐらいは一般受験しない子ということになります。

例えば、駿台ベネッセ模試で、40万人中10万番目の順位だったとします。単純計算、上位25%の中に入っていることになりますが、ちょっと待てと。受験した40万人の中で一般受験するのがその半数20万人だとどうなるか。20万人中10万番目ということになり、一般受験をする層の中ではちょうど真ん中の順位になるということです。

ただ実際は、駿台ベネッセ模試を受験した生徒の中に推薦や総合型で進学する子が何人いる子はわかりませんから、一般受験をする生徒の中での自分の本当の立ち位置・偏差値を駿台ベネッセ模試では測ることができないということになります。

高校生が過信してしまう模試

駿台ベネッセ模試の、特に偏差値は本当に高めに出ちゃいます。それで自分の実力を過信してしまう受験生が多くて、そういう子は他の会社の模試を受けるとたいてい打ちのめされます。

でもですね、たとえショックを受けるとしても、自分の偏差値を正確に把握するためには、推薦や総合型の合格者が受験しない、一般組だけが受験する模擬試験を絶対に受ける必要があります。つまり河合塾や東進の模試、あと駿台ベネッセではなく、駿台のみが主催する模擬試験などを、やはり定期的に受験すべきだと思います。

駿台ベネッセ以外でおすすめは河合塾の模試

私は河合塾の模擬試験をお勧めします。理由は3つあります。

受験者数が駿台ベネッセの次に多いから

先ほども話した通り、駿台ベネッセ模試は推薦や総合型の合格者を含む受験者数になっているので、正確な偏差値を測るのには適していません。

受験者数が駿台ベネッセ模試の次に多く、そしてほとんどの受験者が一般受験をする河合塾の模試の方が正確な偏差値を測るのには良いと思います。

無理のない出題範囲

模擬試験における出題範囲は、高校の進度に合わせているわけではなく、あくまでその予備校のカリキュラムに合わせた出題範囲になっています。ですから特に高3の1学期の模擬試験では、高校でまだ勉強していない単元が出題範囲となることもざらにあります。

この出題範囲について、河合、東進、駿台の3つの模試を比べると河合が無理のない出題範囲だったと思います。

問題の幅広い難易度と高い質

主観になりますが、河合は、簡単な問題から難しい問題まで幅広い難易度の問題をそろえていて、さらに問題がオーソドックスです。東

進と駿台の問題も良問だとは思いますが、ちょっと癖が強い印象ですね。模試の後の解き直しを通じて、総合的な実力がより身につきやすいのは河合の模試の方かなと思います。

超難関大学の受験を考えるなら…

以上の点から、私は河合塾の模試を推します。もし早慶や東大などの難関大学の受験を考えているなら、受験者層の学力、問題の難易度、どちらもかなり高い駿台の「全国模試」の受験も考えるべきだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました