こんにちは。てんちゃんねるのてんどーです。この動画を撮影しているのは10月21日。今回は指定校推薦に向いていない高校生の特徴を4つ紹介していこうと思います。
以前あるご家庭の入塾の面談をしたときに、うちの塾は指定校推薦狙いの子が結構来る塾なんですけど、その入塾面談をしたご家庭はお母さんが指定校に非常に前向きなんですが、子供はあまり前向きじゃないっていうご家庭だったんですね。
それでお話を聞いたところ、その子は明らかに指定校推薦には向いていない子だったんです。逆に言えば指定校より一般選抜を受けた方がもっと上の偏差値帯の大学を目指せるタイプの子だったんですね。
お母さんにはそのようにご説明をして、最終的にはうちの塾には入塾しませんでした。うちの塾から一般選抜で大学進学する子もたくさんいるので誤解はしないで下さいね。
お子さんに指定校で大学に進学して欲しいと考えている保護者の方はたくさんいると思うんです。経済面や精神面などメリットは本当にたくさんありますからね。でもやっぱり明らかに指定校に向いていないお子さんというのもいまして、そういう子にはむしろ一般を受けさせた方がいい結果になる可能性が高いんですね。
今からお話しする指定校に向いていない高校生の4つの特徴を参考にして、高校生である自分自身がまたはお子さんが今後どの受験方式で大学進学を目指していくのかを考える参考にしていただければと思います。
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それではさっそくいきましょう。指定校推薦に向いていない高校生の特徴ひとつめ、ひとつめは教科の得意不得意がはっきりしている子です。
全教科苦手ですから得意不得意がないですっていう人は、そもそも指定校推薦は無理です。指定校は基本評定平均、つまり高1、高2、高3の成績の平均で指定校が取れるかどうかが決まりますから、成績が低い子はまず厳しいです。
でもある教科は5段階で2だけどある教科は5だっていう非常に極端なタイプの子がいます。こういう子もはっきり言いますが指定校には向いていません。指定校に向いていないというかむしろ私立大学の一般選抜にとても向いているタイプなんですね。
国立大学に関してはそもそも指定校推薦自体ありませんから、今回のお話では考えないとして、私立大学の一般選抜は3教科で受験できるところが多いです。つまりその3教科のスペシャリストであればいいわけで、教科を絞って集中して勉強することが出来ます。でも指定校推薦を取りたい、だから評定平均を上げたいとなると高校で学習する全教科で、ある程度の点数を取らなくてはいけないんですね。
成績で2があってもでも5もあれば一見成績は良さそうに思えるかもしれませんが、2と5の平均は3.5、これはけっして良い数字ではありません。指定校推薦を取る子の平均的な評定平均は約4.0ですから、3.5だとかなり厳しいです。2,5という成績より4,4という成績の方が平均が4.0になるので指定校では圧倒的に有利なんですね。つまり指定校では5を取ることより2を取らないことが大切なんです。
それじゃ苦手な科目を一生懸命勉強すればいいじゃんって思うかもしれませんが、でもこういう得意不得意がはっきりしている子は不器用なタイプが多くて、苦手科目の勉強をしてもなかなか頭に入っていかないそうなんですね。それでも頑張って指定校を目指すというならそれでも全然いいんですけど、でも一般なら得意な教科だけに絞って勉強できるからもっと上の大学を目指せる可能性があるのにもったいないなと感じる生徒も正直中にはいます。
ただね、やっぱり指定校っていうのは子ども本人にとっても親御さんにとっても非常に魅力的な受験方式だと思いますからね。指定校を受けたいと思う気持ちもすごくよくわかります。そこは子供の特徴をしっかり考慮に入れてご家庭で指定校を狙うか一般で行くかこどもと話し合いご判断いただければと思います。
続きまして指定校に向いていない高校生の特徴ふたつめ、ふたつめは素行が良くない子ですね。一昔前のヤンキーとかそういう子は今はあまりいませんけど、でも授業態度・生活態度が良くないとそれだけで指定校ではかなり不利です。
授業態度が悪い、つまりいつも授業中に寝ていたり授業中でも平気で友達と話してしまう子とかはシンプルに成績が悪くなります。また生活態度が悪い、つまり遅刻が多かったり服装検査などに頻繁に引っかかるような子は成績が悪くなるというよりそもそも推薦書を書いてもらえなくなる可能性があります。
指定校推薦は、当たり前ですけど「推薦」なので高校が大学に「この子は一生懸命勉強するし素行も問題ありませんよ」という子を推薦する制度なんですね。ですから勉強面はもちろん生活面でも優等生的な子が推薦されやすい、素行で問題がある子が推薦されづらいのは当たり前のことなんです。
推薦した子が大学で問題を起こしたら、高校に来ていたその大学の指定校が取り消されてしまう可能性がありますからね。もし指定校での進学を希望するのであれば、成績を上げることももちろん大切ですが、素行を良くして高校の先生方の信頼を勝ち取ることが大前提になると思います。
続きまして指定校に向いていない高校生の特徴みっつめ、みっつめは楽観的な子ですね。逆い言うと指定校で大学に進学する子は心配性な子が多いんですよ。
テストで点数が悪ければ心配、提出物を出さないと心配、先生に嫌われたら心配、という感じでとにかく心配症で最終的には「こんなに心配症の自分が一般選抜になってしまったら精神的にかなりヤバくなるに違いない」という心配をして子供自らが指定校を熱望するようになるんですね。
でも楽観的な子は当然このような思考にはなりません。楽観的な子は指定校のメリットとか一般の怖さとかをあまり意識しておらず、テストの点数が悪ければ「あぁ点数が悪かったなぁ」となるだけでその点数が将来的にどのような結果をもたらすのかにはまったく無関心です。
ここまで話すと、それじゃ受験には心配性の方がいいんだねってなりますが、心配性も過ぎるとそれはそれで問題で、心配性の生徒の中には定期テストがいつもプレッシャーでテスト前にいつも泣いてしまったり体調を崩してしまったりする子もいます。それにやっぱり一般選抜では心配性すぎる子は入試前に何かしら不調になることが多くて、一般選抜ならある程度楽観的な子の方がのびのび受験できるのかなと思います。
まぁこればっかりは性格ですからね、心配性でも楽観的でもどちらがいいわるいっていうのはありませんが、でもこと指定校に関しては圧倒的に心配性な子の方が強いのは間違いないと思います。
続きまして指定校に向いていない高校生の特徴よっつめ、よっつめは勉強の自立が遅い子ですね。これは他の動画でも何度も言いましたが、高校レベルの勉強内容は周りが子供に「勉強しなさい」と言ってもまず身につきません。子ども本人が大学進学に向けて自覚をもって勉強することが何より大切です。
指定校に関してはこの自覚がいつ芽生えるのかが問題なんですね。なぜなら指定校は高校1年1学期からの成績が関係してくるからなんですね。高1の最初からこのような自覚を持っている子なら指定校のメリットを理解し高校の定期テストを頑張って高1から好成績を取ることが可能ですが、この自覚が例えば高2から芽生えたとしたら、高2でどんなに頑張っても高1の成績が足を引っ張ってしまう可能性が大きいんですね。ですから指定校で大学に入学したいなら、どれだけ早く勉強的に自立できるかこれが大きなポイントになります。
今から話すのはあくまでてんどー個人の意見になりますが、中学生の時に塾に行っていない子の方が高校では自立した勉強はできている印象があります。
塾が悪いって言っているわけじゃないんですが、塾に通うとどうしても勉強については塾に依存してしまいます。そして高校に入学、塾がないとどう勉強すればよいかわからない、高1で成績が全然取れなくて指定校を諦めざるを得なくなるっていう状況の子は本当に多いと思います。
中学生のときに自主性のある勉強ができていないと高校生になってもなかなかできないんですよ。ですからもしこの動画をご覧になられている方で、お子さんが今中学生で出来れば大学には指定校で行かせたいと考えている保護者の方がいたらですね、子供が中学生の時にどれだけ勉強的に自立させることが出来るか、それで指定校の結果が大きく変わるとお考え下さい。
ということで指定校に向いていない高校生の特徴がこちらの4つになります。自分自身がまたは子供がこの特徴に多く当てはまっていたら、指定校よりむしろ一般選抜の方が上位の大学に行ける可能性が高いと思います。学歴は一生モノです。指定校のメリットだけに惑わされず子供の特徴もよく考えたうえでの進路選択をしていただけたらと思います。
今回の動画は以上になります。少しでも役に立ったという方は高評価、そしてチャンネル登録をお願いします。それではまた別の動画でお会いしましょう。さようなら。
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