志願者数が引くほど減った関東の私立大学9選

※本記事はYoutubeの台本をそのまま公開しております。ご了承ください。

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こんにちは。てんちゃんねるのてんどーです。この動画を撮影しているのは2022年5月24日。

今回はですね、去年、つまり2022年度大学入試において前年度と比べて一般選抜の志願者が大幅に減ってしまった関東の私立大学を紹介していこうと思います。

そもそも一昨年つまり2021年度入試はコロナのせいで私立大学全体の志願者が約14%も減った年だったんですね。ほとんどの私立大学が志願者数を減らしていたんです。

そして去年つまり2022年度入試も結局18歳人口の減少などで私立大学全体の志願者数は微減だったんですが、今回はその中でもさらに志願者が激減してしまった大学を9校、志願者が減った理由なども考察しながらお話ししてまいります。

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【2022入試結果】志願者数が引くほど減った関東の私立大学9選|2022年度一般選抜における志願者数の前年比が大幅に減った大学をピックアップ|桜美林大学・産業能率大学・関東学院大学など

それでは早速行きましょう。志願者が激減した大学1校目、1校目は桜美林大学です。前年比80.7%。前期中期後期とすべての日程で全体的に志願者を減らしていますが、特に中期と後期で志願者数が大幅に減っていますね。

これから出てくる大学でも同じ傾向なんですけど、志願者を大幅に減らしている大学はこの中期後期の日程で激減しているパターンが多いんですね。つまり中期後期の選択肢として選ばれずらいレベルの大学が志願者数をかなり減らしているのだと思います。

それと、もしかしたら近年繰上げ合格者の数がかなり増えているというのも中期後期の受験者数を減らしているひとつの要因になっているかもしれません。繰上げになる可能性が高いと分かっていたら、中期後期を受験するのはもったいない気がしますからね。

桜美林大学に話を戻しますが、学群的には、桜美林は学部ではなくて学群って言うんですけど、リベラルアーツ学群のA日程で約1000人減と大幅に志願者数を減らしています。コロナのせいで去年から理系や文系でも資格が取れる実学系が人気になってきていて、リベラルアーツはどちらかというとそういう学びをする学群ではありませんから、やっぱり減ってしまったんですかね。

続きまして志願者が激減した大学2校目、2校目は関東学院大学です。前年比79.7%。ここもやはり全体的に減っていて中期後期の受験者数が特に減っていますね。桜美林大学と同じ傾向だと思います。

ただ関東学院は共通テスト利用でも志願者を大幅に減らしています。共通テスト利用に関しては桜美林よりも減り幅は大きいと思います。

両者の違いは何か、共通テストより前に出願するか後に出願するかが違うんですね。桜美林大学は共通テスト前出願で関東学院は後出願です。去年は共通テストの平均点が非常に低かったので、後出願は共通テストの結果を見てから出願できますから、それで志願者が減ったのではないかと思います。

関東学院は2023年4月に横浜関内キャンパスというかなり利便性が高いキャンパスがオープンしますからそこに設置される法学部・経済学部・人間共生学部でどれだけ志願者を増やせるか、注目したいと思います。

続きまして志願者が激減した大学3校目、3校目は産業能率大学です。前年比72.6%。産業能率大学は一昨年から去年かけても大幅に志願者数を減らしています。68%ぐらいだったと思うんですけど、つまりこれで2年連続の大幅減になったということなんですね。

産業能率大学は定員厳格化で受験がむちゃくちゃ受かりずらかった5~6年前に非常に志願者数を増やした大学で、定員厳格化の影響が少なくなってきたのにつれてだんだんと志願者数を減らしてきているのだと思います。

それとコロナ禍のもと人気のある学部、情報系とか医療系とか、そういう学部がないというのも志願者が減っている原因だと思います。ただ大学としては非常に革新的な取り組みをしていたり就職に強い印象があったりと今後巻き返すだけのポテンシャルを持っている大学だとは思います。

続きまして志願者が激減した大学を4校まとめて紹介したいと思います。こちらですね。共立女子大学79.6%、フェリス女学院大学74.4%、実践女子大学68.6%、学習院女子大学66.9%となっております。

女子大、それも中堅の女子大がそろって志願者数を減らしています。

フェリス女学院と学習院女子はコロナ禍では人気がない学部ばかりですので、志願者が減るのは仕方がないかなと思いました。

実践女子と共立女子も志願者をかなり減らしてるんですけど、ただですね大妻女子大学は逆に志願者を大幅に増やしてるんですよ。前年比120.3%です。学部学科に関してはこの3校はけっこう似ていますからね。

この前年比の違いはどこから来ているのか、単に大妻女子が人気になっているということなんでしょうか、正直てんどーも分からないので、もしこういう理由なんじゃないかというご意見がある方はコメント欄までぜひお寄せいただければと思います。

続きまして、今4校まとめて紹介したので、次で8校目ですね。志願者が激減した大学の8校目は大正大学です。前年比70.6%。かなり志願者を減らしています。

大正大学もここまであげてきた大学と同じで、このコロナ禍で人気が出そうな学部がないこととあとやはり中期後期で志願者が大きく減っているのが主な原因だと思います。

それとですね、これを言ったらおしまいかもしれませんが、はっきり言ってネームバリューという点で大きく劣っていると思います。以前別の動画でも話したんですけど、有名な大学群に入っているかどうかで志願者の数ってかなり違ってくるんですよね。

大正大学のレベルは大東亜帝国とかなり近いと思うんですけど、大東亜帝国に入っていないというだけで、受験生の受験校の選択肢にはあまり入ってこないんですよね。

日東駒専の滑り止めどこにしようかとなったらまず大東亜帝国を考えるじゃないですか。ここまであげてきた大学はすべて有名大学群には入っていないので、そこでかなり損をしている・志願者を減らしているなとは思いますね。

志願者が激減した大学9校目、最後ですね、9校目は明星大学です。前年比65.3%。てんどーが調べた中では、今年の関東の私立大学の中では最も前年比が低い大学でした。

ただこれはですね、3つ原因があると思っています。まずひとつめ、一昨年まであった中期日程が廃止された影響ですね。後期に一本化したようなんですが、そこでの志願者の減少を止められなかったこと。

ふたつめは去年高倍率だった建築学科の志願者数が大幅に減ったこと。去年は確か10倍は超えていたと思うんですよね。その数字を見て今年の受験生はさすがに避けてきたと思われます。

最後、みっつめ、共通テストの平均が低かった影響で共通テスト利用の志願者数ががっつり減ってしまったことですね。去年の共通テストはあらゆるところに影響を与えていましたね。

ということであくまでてんどー調べにはなりますが、去年つまり2022年度入試で大きく志願者を減らした大学はこの9校になります。この9校の志願者が減った理由をおおまかにまとめると

①中期後期の受験で選択肢から外れてしまう

②コロナ禍で人気が出る学部を持っていない

③共通テスト利用入試が後出願だった

④有名大学群に入っていない

という感じですかね。必ずこの中の最低一つは当てはまっていると思います。

特に最後の有名大学群に入っていないというのはちょっと致命的な感じもしますが、ただですね受験生の皆さんが覚えておいて欲しいのは、有名大学群の大学だけが大学ではないということです。

早慶上理、GMARCH、成成明学獨國武、日東駒専、大東亜帝国、これらの大学群に入っていない大学にだって個性的でよい大学はたくさんあるんです。大学群にとらわれず広い視野を持って大学を探してほしいと思います。

もしかしたら自分がすごく気に入る、しかも入りやすい大学が見つかるかもしれませんからね。

今回の動画は以上になります。少しでも役に立ったという方はグッドボタンをそしてチャンネル登録をお願いします。それではまた別の動画でお会いしましょう。さようなら。

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