こんにちは。てんちゃんねるのてんどーです。この動画を撮影しているのは7月26日。
今回はですね、今年、つまり2023年度大学入試における指定校推薦はどうなりそうか、例年通り大人気なのか、それとも人気が下がるのか、てんどーの予想をお話ししていこうと思います。
ただあくまで予想ですので、実際どうなるかは受験が終わってみないと分かりません。もしかするとてんどーの予想が全く外れてしまうかもしれませんしね。
ですから今回の動画はそんなに真面目に見ずに、どちらかというとエンターテイメント的にお楽しみいただければと思います。
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それではさっそくいきましょう。今年、つまり2023年度大学入試における指定校推薦はどうなるか、いきなり結論からお話しさせていただきます。
今年の指定校は例年より希望者が減ると予想します。そして指定校で誰も取らずにあまってしまう大学が続出するのではないでしょうか。
マジで?と思われる方も多いと思いますが、ここまでの受験生の動向を見ていてもそのような傾向を感じています。
なぜ指定校の希望者が減るのか、これには3つの理由があるとてんどーは思っておりまして、その3つの理由が複雑に絡まりあって、指定校の希望者が減ってしまうと思うんですね。
その3つの理由についてこれからお話ししていこうと思います。
指定校の希望者が減る可能性が高い理由のひとつめ、ひとつめは今年の受験生は例年より評定平均が高い子が少ないかもしれないからなんですね。
かもしれないと言いましたが、てんどーの中では今年は評定が高い子はいつもより少ないと確信しております。
なぜ今年は評定が高い子が少ないのか、これはですね、やはり新型コロナウィルスが原因なんですね。
私は今年の受験生が最もコロナの影響を大きく受けた学年だと思っております。
コロナがはやり始めたのが2020年の3月、そしてここから6月ぐらいまで学校は休校措置となっていました。今の受験生が新入生として高校に入学したとき、高校はもうずーっと休校だったんですね。
しかも今ほど高校側も生徒もリモートでの学習には慣れていなかったので、各高校ごとに様々な工夫というか試行錯誤をしていたと思います。
Youtubeで授業を配信したり毎日課題を出してメールで提出させたりと、高校の先生方は生徒のために本当に力を尽くしておられたと思います。
ただ子供たちもこんな経験は当然初めてですし、しかも高校2、3年生ならともかく、まだ高校に入ったばかりの子供たちに自立心が求められるリモートでの授業というのはちょっと、というかかなり厳しかったんですね。
どこの高校も4月~6月に勉強する内容がまったく身についていない1年生が非常に多かったと思います。
うちの塾も含め、そういう学校以外の勉強を詳しく教えてくれる塾に通っている子はまだ何とかなっていましたけどね。そういう塾に通っていない、学校のみで勉強しようとしていた子は、そのときは本当に勉強すること自体が難しかったと思います。
そして6月から分散登校が始まり、少しづつ高校生活が通常のモノに戻っていくんですが、多くの高校でその7月に1学期の期末試験が行われました。
「試験しなくてもいいじゃん」と思われる方もいると思うんですけど、でも試験しないと1学期の成績がつけられないんですね。
その試験と休校中の課題提出で1学期の成績を付けることになるんですが、この1学期の成績が恐ろしいほど悪い子が本当に多かったみたいなんですね。
1学期の授業がほとんど身についていないまま試験を受けて、点数が低いという子もいれば、休校中の課題がぜんぜんできていなくてそれで評価を落としたという子もかなり多かったそうです。
とにかくこの1年1学期の成績を含めた1年全体の成績が悪い子が今年は本当に多くて、それで指定校を諦めたという子も結構いると聞いています。
うちの塾にも諦めた子がいて、でもその子は2年は学年で6位ぐらいの成績だったんですよ。
でも1年の成績が悪すぎて指定校は諦めると…言っても仕方がないことなんですが、コロナがなかったら、休校がなかったら、また違う受験が出来たかもしれない、そういう子が今年は本当に多いと思います。
続きまして、指定校の希望者が減る可能性が高い理由のふたつめ、ふたつめは指定校の出願条件を上げる大学が近年はどんどん増えていることです。
定員厳格化が始まった2015年ぐらいから指定校で大学進学する子は増え続けていて、それにコロナが拍車をかけて一昨年ぐらいは指定校で進学する子が本当にたくさんいたんですね。
ただそうすると問題も増えてきてそれが大学と受験生のミスマッチが増加したことなんです。
指定校って校内選考で通ったらもう基本的に変更することはできません。
でも校内選考が終わってからとかまたは大学に入学してから「やっぱりやりたいことと違うかも」的なことを言い出す子もいて、特に指定校の希望者が増えてきたころ、そういう子も必然的に増えてきていたと。
そしてそのようなミスマッチを防ぐために、指定校の出願条件を厳しくする大学も増えたらしいです。
成績が高い子の方が進路について真剣に考えた上で指定校を取ってくれるらしいんですね。実際ある大学の職員に聞いた話なんですが、出願条件の基準を上げたところミスマッチはやはり減ったそうです。
すべての大学がそのような対応をしているわけではありませんが、ホントに最近は出願条件の基準が上がっている印象です。
評定平均もそうですけど外部英語検定とかね、英検何級以上ないと指定校取れませんよっていう大学も増えてきています。
ちなみに去年は四工大をはじめとする情報学部が軒並み出願条件の基準をあげていました。学部の人気にも影響されるのかもしれませんね。
理由のひとつ目で話したように、今年の受験生は評定平均が高い子がおそらく少ないと、大学側もそれを考慮して出願条件を下げてくれる…とはおそらくならないでしょうね。今年も結構多くの大学で指定校の出願条件を上げてくるのではないかと思います。
受験生の評定平均は高くない、なのに大学の出願条件は下がらないどころか上げる大学もある、そうするともう実際の数字的に指定校を取るのが無理になってしまいますから、指定校を取る子が減る指定校があまるという状況になるのではないかと思います。
続きまして、指定校の希望者が減る可能性が高い理由のみっつめ、みっつめは一般選抜に対する心理的なハードルが下がっていることですね。
指定校を取る子はやっぱり「一般選抜は精神的にかなりきつい、いやだ」という気持ちの子が正直多いと思うんですが、今年の受験生に関してはそのような気持ちになっている子が少なくなってきている印象です。
やっぱり定員厳格化の影響が少なくなってきていることが大きいと思います。
一昨年と去年の受験に関しては、追加合格者が異常に増えているという問題はありますが、それでも定員厳格化が全盛期だった4、5年前と比べると大分偏差値上位の大学に入りやすくなってきています。
しかも今年はこの定員厳格化がさらに緩和されるとのことなんですね。詳しくはコチラの動画で解説しておりますので、興味がある方はご覧下さい。
ですから今年は正規の合格者が増えて、その分追加合格者が減り、一般選抜を受験する子のご家庭としては大分経済的負担が減ると思われます。
そこまで受験生またはそのご家庭が考えているかは正直分かりませんが、倍率的にはかなり一般選抜で大学に入りやすくなってきていると感じている受験生は多いと思います。
また、コロナによる将来の不安から、少しでも上の大学に入りたいと考えている子が増えているのかもしれません。
たとえ評定平均が4.0あったとしても自分の行きたいレベルの大学の指定校が取れないのなら、一般に回ってレベルが高い大学を目指す。大学を妥協したくないと考えている子が今年は多いなと思いました。
今年は定員厳格化緩和のおかげで、例年に比べ一般選抜のリスクは大分減ると予想されますから、ある意味賢い選択かもしれませんね。
これらの3つの理由で、てんどーは今年指定校を希望する受験生が減ると予想しました。
繰り返しになりますが、今回お話しした内容はあくまでてんどー個人の予想ですから、実際はこうならなかったという可能性は十分にありますので、その点はご了承ください。
今回の動画は以上になります。少しでも役に立ったという方はグッドボタンをそしてチャンネル登録をお願いします。それではまた別の動画でお会いしましょう。さようなら。
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