こんにちは。てんちゃんねるののてんどーです。この動画を撮影しているのは9月14日。編集してアップするのは9月16日になると思うのですが、その頃にはもうけっこう多くの大学で指定校の校内選考の結果が出ているのではないでしょうか。
まず校内選考に通らなかった皆さん、今はすごく辛いかもしれませんが校内選考の2次募集、それに総合型選抜や公募推薦などまだまだ進学のチャンスは残っています。早く気持ちを立て直して、次の目標に向かって歩み始めて下さい。立ち直りが早ければ早いほど次の入試が有利になるのは間違いありませんからね。
そして校内選考に通った皆さん、本当に良かったですね。高校3年間の努力が報われましたね。きっとすごくホッとしていることと思います。ただですね、勘違いしないで下さい。今は校内選考に通っただけです。まだ大学に合格したわけではありません。
今回の動画では、指定校の校内選考に通った皆さんの今後のスケジュールはどのようになるのか、何をしなければいけないのか、そしてどのような点に注意しなければいけないのかについてお話していこうと思います。指定校が取れた受験生の皆さん、そしてその保護者の方々はぜひ最後までご覧いただき参考にしていただければと思います。
それではさっそくいきましょう。まずは指定校が取れた子の今後のスケジュールについて。大学の指定校の場合は基本的には10月に出願、11月に試験、そして12月に合格発表となっています。
まず皆さんが準備をしなければいけないのが、出願の書類です。ほとんどの大学で志望理由書の提出を求められると思います。もし志望理由の書き方が全然わからないという方がいたら、こちらの動画で解説しておりますので、参考にしていただければと思います。
出願書類に関してはですね、てんどー的に言いたいことがありまして、それがですね、基本的には出願書類は受験生本人がすべて準備して欲しいと思っています。志望理由はさすがに受験生が自分で書くと思いますが、それ以外の書類についても受験生本人が書いて、封筒に入れて郵送する。そこまで受験生が自分自身でして欲しいんですね。お金を払うこと以外は、基本的に保護者の方の手を借りないで欲しいんです。
なぜかというと、今後大学生になったらこのような公式の書類を書く機会というのが必ずあるからです。その練習ということですね。書類に不備があったらどうするのと思う方もいると思うんですけど、それなら受験生が書いた書類を、郵送する前に保護者の方や高校の先生、塾の先生などにチェックしてもらえばよいと思いますし、それに書類に多少の不備があっても大丈夫です。名前を一カ所書き忘れたからと言って不合格になることはまずありません。不備がある場合は大学側から確認の連絡が来て、それで済むことがほとんどなんですね。
ただですね、ひとつだけ怖いことがあって、それが出願のし忘れなんです。もし期日までに出願できてなかったら、それは指定校でも不合格になる可能性があります。そこだけは本当に気を付けて下さい。最近の高校生は自分で自分のスケジュールを把握できていない場合が結構あります。保護者の方でこの動画を見ている方がいれば、子供の大学に出す書類の出願期限だけはちゃんと把握しておいた方がいいと思います。
出願が終わると、次に11月の試験に向けての準備を始めなければいけません。出願前から準備を始めても当然いいんですけどね。大学によっては書類だけというところもあるかもしれませんが、普通は面接、口頭試問、小論文、グループディスカッションなどが試験になっていると思います。
面接に関してはですね、一昨年と昨年はうちの塾の過去の生徒が面接で聞かれた質問をランキング形式で公開しているんですが、今年はですね大幅にパワーアップしまして、全国の推薦・総合型を受験した生徒から情報を集めましてランキングを作成する予定です。この全国版の動画をですね、出来れば来週中にアップしたいと考えておりますので、期待してお待ちいただければと思います。こういう質問が来たらこういう回答をするべきみたいなお話もしておりますので、必ずお役に立てると思います。
2021年版面接質問ランキング↓
口頭試問、小論文についての動画、またグループディスカッションについての動画も近日中に上げたいと思っておりますので、参考にしたいという方はチャンネル登録をして動画の更新をお待ちいただければと思います。
ここまでお話した出願書類の準備、そして試験の準備に加えて、やるべきことがまだあります。そうです。勉強です。指定校で大学に進学する生徒が大学入学までに勉強しなければいけないことは何なのか。文系・理系でちょっと違いますので、それぞれ解説していきたいと思います。
まず文系の場合、必ず勉強しておくべき教科は英語ですね。特に長文の読解力を鍛えるようにして下さい。正直な話、文法力などはそこまで必要ありません。推薦での合格者と一般での合格者でもっとも差がつくのは英語長文の読解力です。その差を出来るだけ埋めておくことが大切ですなんですね。
また文学部日本文学科などに進学するのでなければ、国語の勉強をする必要はありません。同様に歴史学科などでなければ日本史・世界史の勉強なども特に必要ないと思います。
ただですね、経済学部に進学します、でも数学をⅡBまで高校で履修していないという人は、これはある程度勉強しておいた方がいいと思います。そこまで深い知識はいりません、教科書の問題が解ければ十分です。数学ⅡBをまったく勉強していない状態で経済学部に進むのは、結構厳しいと思います。あとは栄養学系の子、これはやっぱり化学は勉強しておくべきですね。日本文学科でも歴史学科でも経済学部でも栄養系でもないという人はとにかく英語をひたすら勉強しましょう。
次に理系の場合、まず理工系に進む子は数学Ⅲ、そして進学する学科で使われる理科をきちんと勉強して下さい。そして出来れば進学する大学の入試の過去問を解けるようにしておいた方がいいと思います。本番の入試のように時間内に解けるようになれというわけではありませんからね、どれだけ時間をかけても構いません。
大学の入試問題というのは「こういう問題が解ける人間をうちの大学は望んでいますよ」というある意味大学からのメッセージなんですよ。ですから、特に理系の数学と理科に関しては大学の入試問題を勉強しておくというのはその大学に進学するという意味で非常に大切なんですね。
それと英語の勉強も必要です。理系は海外の研究論文などは必ず読みますし、場合によっては自分で英語の論文を書く可能性もあります。文系と同じくまずは長文読解力を高校在学中に伸ばしてほしいと思います。
医療系に進む子は、大切なのは理科と数学ですね。数学は取る資格、例えば看護師なのか薬剤師なのかによって必要とされる範囲が違ってきます。これは指定校が取れた大学の一般選抜の受験教科を見て、数学がどの範囲まで必要かを確認して下さい。
最後に、指定校で不合格になるパターンというのを2パターン紹介させていただきます。
まずひとつめは先ほども言いましたが出願し忘れですね。期日までに出願書類は必ず出すようにして下さい。
そしてふたつめ、警察のお世話になってしまう場合ですね。夜遅くまで遊んで補導されたりするとはっきり言ってまずいです。不合格というより、指定校の内定が取り消されるかもしれません。気を付けて下さいね。
これ以外にも例えば志望理由書が半分も埋まっていないとか、面接で質問されても何も答えられないとか、学科試験が0点だったとか、このような理由で落ちるかどうかは正直分かりませんが、大学から高校に対して「この子は本当に大丈夫なのか、うちに来る気はあるのか」という確認が必ず入ると思います。そして高校から受験生本人に話が来るという形になると思います。そのようなことにならないよう、出願の書類、それと試験は万全の準備で臨むようにして下さい。
指定校の校内選考に通った皆さん、皆さんはまだ受験生です。受験生としてやるべきことはしっかりとやって、出願、試験を乗り切り、大学合格をきっちりとつかみ取って下さい。
今回の動画は以上になります。少しでも役に立ったという方は高評価、そしてチャンネル登録をお願いします。それではまた別の動画でお会いしましょう。さようなら。
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