指定校推薦の破壊力抜群なメリット3選

※本記事はYoutubeの台本をそのまま公開しております。ご了承ください。

この記事は約5分で読めます。

このブログでは、今まで指定校推薦についてたくさんの情報を発信してきました。

ここであらためて、指定校推薦のメリットについて詳しく解説していこうと思います。

指定校にはメリットもあれば当然デメリットもあるんですけど、実は数的にはデメリットの方が多いんですね。

でもですね、それを補って余りある大きいメリットが指定校推薦にはあるんです。

なお動画でも詳しく解説しておりますので、よろしければご覧下さい。

指定校推薦の破壊力抜群なメリット3選/一般選抜の子は見ない方がいいかも…/総合型選抜・公募推薦・一般選抜よりも指定校推薦を激推しする理由/システム・必要な成績・メリットを高校生専門塾の講師が解説

メリット①大学受験の費用を節約できる

これは指定校というより総合型や公募推薦も同じメリットなんですけど、一般選抜と比べるとおそらく50万~100万はちがいます。

まず何が違うって、大学の受験料ですね。

一般選抜の場合、大学の受験料は合計いくら?

大学は1校受験するのにおよそ3万円かかります。

同じ大学を複数回受験すると割引になることもありますが、私立大学を専願で受験する場合、ほとんどの子は最低5回は受験すると思うんですね。

それに共通テストの受験料や私大の共通テスト利用入試などの受験料なども合わせると、受験料だけで20~30万はかかると思っておいた方がいいです。

指定校の場合は1校しか受験しないのでそこが約3万円でおさまります。

一般選抜の場合、予備校代はいくら?

また一般選抜の場合は、予備校や塾の費用がやはりかさみます。

大学受験直前の冬期講習なんかは、お高く金額設定をする塾・予備校さんはやっぱり多いんですね。

10万円は当たり前、講座数によっては20万円とか、予備校さんによっては30万円ぐらいかかる場合もありえます。

これが指定校の場合は、だいたいどこの高校も9月に校内選考の結果が出ますので、10月からは塾・予備校の費用をかなり抑えることが出来るんですね。

普通の受験生のひと月の授業料が5万円ぐらいだとすると、10月授業料、11月授業料、そして冬期講習料を合わせると30万円ぐらいはかかります。

指定校ならこの費用をかなり抑えることが可能です。

場合によってはゼロにすることもできますからね。

指定校なら、いくらお得なの?

ここまでお話した大学の受験料と塾・予備校代、これらを合わせるとやはり指定校の場合は50万円ぐらいを節約することが出来る計算になります。

今後かかる大学の入学金や授業料などを考えると、非常に大きいお金になると思います。

メリット②他の高校の受験生と戦わなくて済む

メこれは偏差値があまり高くない高校の受験生にとっては、めちゃくちゃ大きいメリットだと思います。

以前こちらの記事でもお話したんですけど、高校によって学習進度や学習内容にはかなり差があるんですね。

偏差値が低い高校から高偏差値の大学へ進学するための手段

偏差値が上の高校は大学受験レベルの勉強を高校1年生の段階からしていますが、偏差値があまり高くない高校の場合は教科書をしっかり理解しようというコンセプトで授業を行っています。

各高校のこういった姿勢を決して否定しているわけではありませんが、これでは上の高校と下の高校で学力差はどんどん広がり、偏差値が下の高校から偏差値上位の大学に一般選抜で入るのはかなり難しい状況です。

そこを逆転するためのひとつの手段が指定校推薦なんですね。

指定校は理想的な進学方法?

指定校は高校内での評定平均の戦いになりますから、他の偏差値上位の高校の子と戦う必要がありません。

偏差値下位の高校の場合、指定校で有名な大学や高偏差値の大学があまりない場合もありますが、それでも何校かは必ず自分がいきたい大学が見つかるはずです。

自分の高校の学習内容をしっかり身につけ成績を上げ、その上で希望の進路に指定校で進学するというのが、ある意味理想的な進学方法のひとつではないかと思います。

メリット③最も早く大学進学が決定する

大学合格という点では厳密には総合型の方が早いんですが、合格が内定するという点では、指定校が最も早いと思います。

指定校の校内選考が行われるのが普通の高校なら9月、総合型の合格発表は11月、指定校推薦の合格発表は12月です。

合格発表は総合は他の方が早いのですが、指定校の場合は9月に合格が内定しますので、そういう意味で最も早いということなんですね。

プレッシャーから解放される

合格が内定した後も大学の出願の準備や試験の準備などやることは結構あるんですけど、でもやっぱり心理的なプレッシャーから解放されるというのは大きいですよね。

子供によっては指定校が校内選考で決まったら、アルバイトをしたり車の免許を取りに教習所に通ったりする子もいます。

スケジュールが立てやすい

それに試験の日や大学の合格発表の日などが決まっていれば、ご家庭でもお金の準備が非常にしやすいですよね。

早めに決まることももちろんですが、今後の予定が立てやすいという点でも、指定校での大学進学には大きなメリットがあると思います。

指定校のデメリットは?

ここまで指定校のメリットについてお話してきました。

「指定校はいいよ~」みたいなことばかりお話してきたんですけど、でも最初にお話した通り、やっぱり指定校には以下のようなデメリットもあるんです。

①指定校枠の中からしか大学を選べない

②友人関係が破綻する可能性がある

③校内選考で決まったら断ることが出来ない

④一般選抜の子に批判されがち

⑤勉強のモチベーションが下がる

⑥大学を留年したり中退したりすると高校に迷惑

⑦就活に影響が出る可能性がある

詳しくは↓の記事をお読みください。

メリット3つに対してデメリットは7つと多いように感じますが、それでも指定校のこちらの3つのメリットというのは本当に大きいものだと思います。

指定校を狙う子が多いのも当然ですね。

指定校にこだわりすぎてもいけない

ただですね、皆さんに注意して欲しいのは、どうしても指定校がいいからという理由で、志望校のレベルを落としすぎないようにして下さい。

絶対に後悔しますからね。

行きたい大学が指定校であるなら、その指定校が取れるように頑張って成績を上げて欲しいと思います。

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